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はじめに
文部科学省より平成17年〜19年の3ヵ年に亘る学力向上拠点形成事業(確かな学力育成のための実践研究事業)の研究指定を受け研究を進めてきました。今回、その取組の2年目にあたり、中間発表という形で本校の研究内容を公開することとしました。
  現代社会においては、子どもの遊びやつながりの弱さ、コミュニケーション能力の低下、物事に対する受け身の姿勢等が、子どもたちの気掛かりな傾向として報告されていますし、本校の子どもたちにも重なる状況が多々あると感じています。
  研究を推進するにあたり、児童の実態把握及び教育課題の明確化、本校教育目標の達成を図る視点に立ち、研究の方向性や内容を模索してきました。その結果、児童の表現力の育成の緊急性が明らかになり、研究テーマを「自分の思いをいきいきと伝え合う心豊かな子どもの育成」として学力向上を図ってきたところです。
  そこで、豊かな表現力の育成を図ることをとおして、確かな学力の基盤を形成したいと考えました。確かな言語能力を育み、ことばで伝え合う力が高まることにより、国語科のみならず学習活動全般において主体的な学習が展開でき、基礎・基本の確実な定着を図ることができ、また同時に豊かな人間性や社会性が形成されると考えています。
  そのために、本校では国語科の「話すこと・聞くこと」の領域を核とし、子どもたちが豊かに表現するための手立てを研究し、豊かな表現力を支える基礎・基本の育成と着実な定着を図りたいと考えています。
  研究の成果よりも課題のほうが多い段階ではありますが、学力向上拠点形成事業研究校としてこれまでの実践を発表します。各校の研究推進の一助になればと考えているところです。また、この発表会をとおして、研究の成果を検証し、新たな方向性の模索と研究の更なる深化と充実を図りたいと考えているところです。
  ご参加いただきました先生方の忌憚のないご批正、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。


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