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燻炭の焼き方
我が家では秋になると燻炭(くんたん)を焼いていました(現在小休止)
燻炭は、保水性・通気性・排水性を改善します
重さの680倍の水分を吸収する働きがあることから、土に混ぜ込むことでフカフカになり、水もちがよくなります また、表面にたくさんの細かい穴が空いていることから、通気性や水はけをよくする効果も期待できます
しかも原料はタダ、冬場の暇な時期での作業ですので経費削減にはピッタリです
燻炭の焼き方を書いてみます
我流ですのでこれがベストかどうか解りません、あしからず
燻炭器はホームセンターから1,500円位で買ってきたものを使っています
燻炭を焼く前に大切なのは、地面を平らにして固めておくことです
固くしておくと、スコップで籾殻を移動する際に泥が混じらないし、地際(地面のすぐ上)の燃え残りも少なくなります
①まず乾いた籾殻を、燻炭器のラッパ部分と同じ量を積み上げ、灯油を少しかけます
②着火したら燻炭器を上からかぶせます
③燻炭器はまだ冷たいですから、回しながら押し下げます
④ラッパ部分の上部くらいまで籾殻をかけます
火が消える場合がありますのでこの状態でしばらく様子を見ます 写真のように煙突の周りが焦げてくれば大丈夫です
⑤籾殻を上の方まで積み上げます
⑥写真のように煙突のまわりが黒く燃えることがあります ⑤で籾殻を積み上げる時に煙突の温度が高かったからです このままでは上の方から灰になってしまいますので、
⑦スコップで煙突のまわりの黒くなった籾殻を押し下げ、そこに新しい籾殻を乗せます
⑧黒い部分が見え始めたら、そこに新しい籾殻を乗せます 早めに消したい時は燃えていない部分の籾殻を移動させます 燃えていない籾殻を取り除くのも一手
⑨これ位になるまで焼きます 朝8時頃点火した場合、5時頃になると思います
⑩この辺は自己流ですが、私の場合スコップを地際の奥へ差し込み、燃え残りをかき混ぜます
⑪、⑩でマダラになりますので、全体が黒くなるまで少し待ちます
⑫天地返しをしながら広げます 天地返しは2回ほどやったほうがよさそうです
消化ですが、私は籾殻を足で(長靴で)右から左へ少しづつ移動させながら水をかけます 「ジュー」という音がしなくなるまで多めにかけます
消化後はうすく広げたほうがいいと思います
●注意
次の朝には必ず見にいきましょう 煙が出ていたらすぐに消化、放っておくとすべて灰になってしまいます
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