役犬原小学校の概要
役犬原校区は、阿蘇町の最東部にあり阿蘇谷のほぼ中央に位置し南には根子岳、高岳、中岳等、北には大観峰が一望できる景勝地である。
校区は3区8部落からなり人口860人、戸数270戸で年々過疎化が進んでいる。産業は水稲単作を中心に原野を利用した赤牛の放牧飼育も行われている。近年減反休耕田の転作としてメロン、トマト、イチゴなどのハウス栽培が盛んになってきている。 校区には霜宮神社があり「火たき」の神事が伝承されている。
本校児童数は昭和30年代には200名を超えていたが年々減少し現在は35名となった。それに伴い平成6年度から複式学級になり、本年度は3・4年生と4・5年生が複式学級の3学級である。
教育目標は「心身ともに健康で、豊かな心とたくましく生き抜く強い意志と実践力をもった児童を育成する」である。また、@やさしい心を持ち助け合う(徳) Aくふうし自ら学ぶ(知) Bいつも元気でがんばる(体) をめざす子ども像に調和のとれた人間育成をめざしている。特に本年は小規模・複式を生かした授業の実践と自立的な学習態度を育てることをめざしている。
姉妹校はブラジルのイビポラン日本語学校と北海道の阿寒町布伏内小学校で定期的に交流活動をしている。
学校は明治5年有志知覚村舎を起源として、明治7年四分一校、明治22年尋常竹原小学校役犬原支校、明治25年役犬原尋常小学校、昭和29年役犬原小学校と改称し現在に至り創立130年目を迎える。