「小規模・複式のメリットを最大限に生かす」

小規模複式ならではのメリットとしては次の三点「個性を活かす教育が実現できる」、「自ら学び考える力を育成できる」と「豊かな人間性が育つ」があります。
それぞれについて詳しく説明します。

  • @個に応じた指導の充実を図り「個性を活かす教育」が実現できます
    ・少人数・複式学級では、直接指導の場面が少なくても、その分一人ひとりに目が行き届き、全員に発表や発言の場が確保できますし、一人ひとりに密度の濃い授業ができます。
    ・一人ひとりの生活全般に目が行き届き、励ましや支援をていねいに行うことができます。
    ・一人ひとりに全職員でかかわることができ、個に応じた指導がふんだんにできる。
    ・学習や係などで、一人で何役もこなす等、多様な活動ができ責任感や自主性を養えます。

  • A自学自習の習慣化と自主性の育成により「自ら学び考える力」が育ちます。
    ・自分で学習する時間が多くなり、自学自習の習慣が身につきます。
    ・間接指導の時間は、児童の自力解決の場です。いかに一人学びができるか日ごろから、調べ方や、整理の方法、まとめの仕方、意見や考え方の表現法など一人学びの方法を身につけさせます。このようにして自ら学ぶ力を育てます。
    ・間接指導の時間は、自分の考えや発想を練ったり、自力で解決して行く場面でもあります。自分なりの豊かな表現方法を学びとっていく時間になります。
    ・自分たちだけで学習や活動を進めていくことで主体的な学習態度が育成され、教師主導で指示待ちの子どもが多い中にあって、自学自習の習慣化と自主性の育成がなされます。

  • Bあたたかい人間関係の中で「豊かな人間性」が育成できます。
    ・上学年と下学年とで互いに学びとることができます。
    ・子ども、教師、地域や保護者との結びつきが強く、学校と家庭や地域社会との連携を図ることができます。
    ・教職員が一つにまとまり一致して指導にあたることができます。
    ・児童同士が互いに家族的で、お互いを理解し思いやることができるので豊かな心や人間性を育成できる。

  •  このように小規模・複式ならではの教育と、そこでしかできない手だてや活動によって、一人ひとりの力を最大限に伸ばすことにより、役犬原小学校では個性を尊重した人間性豊かな子どもたちが着実に育っています。

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