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平成17年夏号 紫外線対策

紫外線とは・・・

紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの高い光のことです。紫外線の量は4月から多くなり始め、9月ごろまでその量が持続します。1日のなかでは午前10時ごろから午後2時ごろが最も紫外線量が多くなります。曇りの日でも晴れの日の約8割もあります。またここ阿蘇では標高が高いため、およそ5%も紫外線が多いのです。
紫外線のなかで、私たちの皮膚に影響を及ぼすのは「UVA」と「UVB」の2つです。UVBは放射量の約半分がオゾン層に吸収されるため、地表に届く量が少なく、皮膚の表面(表皮)にしか達しません。しかし、エネルギーが強力なため、浴びると日焼けをして皮膚が赤くなり、ヒリヒリ痛みます。一方、UVAはエネルギーが弱いため、1日くらいでは日焼けなどの急性炎症を起すほどの力はありません。しかし、放射量の全量が地表まで届き、皮膚に深く(真皮)にまで光線が達するので、その影響が皮膚内に蓄積して、悪影響を及ぼすことがわかっています。

紫外線の害とは・・・

日焼けを起こす

皮膚が赤く腫れ上がる急性の炎症「サンバーン」やメラニンが沈着して黒くなる「サンタン」になります。

しみ、しわの原因にもなる

真皮内の弾性線維にダメージを与えるため、皮膚の張りがなくなります。

がんの危険因子でもある

日焼けを繰り返すとDNAにたくさん傷がつき、がんを起こしやすくします。

免疫機能が低下する

紫外線は免疫に関係する細胞の働きを阻害するので、皮膚に感染症を起こしやすくする危険があります。

<すぐできる紫外線対策>

  • 日差しの強い時間は直射日光にあたらない。
  • 外出時は帽子、日傘、サングラスを使う。
  • ビタミンCやミネラルなどしっかり補充する。
  • 日焼け止めクリームをしっかり塗る。
日焼け予防のサンプル

日焼け止めクリームの選び方

防御効果の表示
SPF:UVBを防御する目安
PA:UVAを防御する目安

状況 SPF PA
散歩・買い物 10~15 +
軽い野外活動やドライブ 15~30 ++
海水浴や炎天下のスポーツ 30程度 +++
南国への旅行 50程度 +++

※ご不明な点や質問がございましたら、いつでもご相談下さい。

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