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選挙など

これまでの公約はこちら
これまでに何度も選挙に出たのですが、その度に色んなことがありまして・・・
苦労話など、体験談を載せてみます。 ちなみに、私は村長選挙に4度目にしてやっと当選できたのですが「同じ選挙に(浮気もせず)連続で出て、4回目で当選した」日本にはこんな例はないようです。
皆さまのおかげと深く感謝しております。


なぜ、政治家になろうと思ったのか

比較的早い時期(中高生の頃)から政治に興味があったと思います。
盆正月には親戚が集まるのですが、その中に政治家が何人もいて、天下国家を熱く語るのを見て育ちました。
若い頃から農業の傍ら、生産組織の設立や村興し活動など首謀することも多く、新聞にもよく取り上げられ「目立つ」存在でした。 国政や県政選挙にも必ず駆り出され、支部役員として選挙運動を「バリバリ」やってきました。
仲間から「次はお前が出ろ」という言葉を掛けられるようになり、自分自身も「いつかは出てみたい」と思っていましたので、 47歳で村議会議員に立候補しました。
準備不足で立候補が遅くなり、先輩議員からは「お前の票はもう残っとらんぞ」と言われましたが、 おかげで何とか当選、当時は町村合併を控えていましたので、案件が山積しており忙しい毎日でした。

2年後に「南阿蘇村」が誕生したのですが、議員ではなく村長選挙に挑戦することにしました。
なぜ村長選挙に

私は27歳で就農し、無農薬米の産直に取り組みました。今でいう6次産業化です。 産直は順調に伸び、安定した経営と同時に、農業本来の使命である「食料供給と国土保全」が達成でき、誇りをもって農業を営んできました。
いつの日か、食料の生産も大事だが、水の保全はもっと大事だと考えるようになりました。
水を保全するには地域あげての取り組みが不可欠であり、政策的に進めるには村長しかない! 「水を守り、この村をよくしたい」との、強い決意での立候補でした。

妻は反対するだろう、と思っていたのですが、意外にも「出てみたら」でした。 なぜかと言いますと「どうせ惨敗するだろうから、そうなれば政治から足を洗うだろう」と考えていたからです。
新聞社の予想では私の得票は500票程度だったようですが、1900余を頂き、次回へと繋がっていったのでした。

回数得票数 立候補者結果
1回目19473人落選
2回目20255人落選
3回目39253人落選
4回目41722人当選



なぜ、何度も立候補できたのか

皆さんから「よく何度も出ましたね」と言われます。自分なりに考えてみたのですが、 理由の一つ目は「選挙資金」と考えます。
もし特定のところから援助を受けているのであれば「何回も」は無理であり、2回も負ければ支援が受けられなくなるのが普通です。
私の場合、ほとんどが農業で稼いだお金で、出る前から予算を決め、その範囲内で選挙に臨みました。 落ちた後はまた働きました。 ただ、選挙のたびに税務署に入らましたね、追徴はほとんどありませんでしたが

二つ目は「後片付け」ですかね、「えっ」と思われるかもしれません。 三国志などで戦いに敗れた後の陣地は悲惨なものです。
現代でも似たようなもので、選挙日まで賑わっていた事務所やその周辺は、敗戦の翌朝は惨憺たる有様に一変します。 「選挙に落ちると足腰も立たなくなる」と言われますが、その通りです。
ただ、私の場合は多くの支持者の皆さんが早朝から(私たち夫婦が行く前から)片付けておられ、短時間できれいに(元通りに)なります。
みんなで乾杯し「これからも頑張ろう」で解散!
もし妻と二人での片付けだったら、再び出ることはなかったでしょう。



立候補の前に必要なこと

今でも忘れないことがあります。某新聞社の記者が悩んでいた私に「なぜ出るのかが明確でないと、最後まで響く」と言ったことです。
自らが「〇〇のために出る」という強い意志を持つことが最も重要であり、最悪は「〇〇さんから出ろ言われたから出る」です。 私の場合は公約にも載せていますが「この村をよくしたい」この一点でした。

選挙に必要なものと言えば「地盤」「看板」「カバン」と言われますが、これは国政レベルの話、 地方選挙では少し異なりますが、三つとも多い(広い)に越したことはありません。
私は最も大切なのは「信頼」と考えます。「信頼」は一朝一夕にできるものではありません。 もし出ようと思うのであれば日頃からの精進(一生懸命頑張ること・精一杯努力すること)と、私は思います。

kira



政治活動と選挙運動の違い

政治活動はいつでもできますが、選挙運動は制限されています。その違いをまとめてみました。
kira



個別訪問は禁止されている

「この村をよくしたい」と思うばかり(言うばかり)では支持を得ることはできません。政治家に求められるのは実効性であり結果です。
「何をなすべきか」が大切であり、そのためには現状を把握しなければなりません。「どんな所に、 どんな人が、どんな考えを持って住んでいるのか、何に困っているのか」 知ることから始めなければなりません。そのためには村を歩くことです。
私は選挙のたびの村の隅から隅まで歩きました。(人が住んでいる範囲ですが) 村中を選挙の度に、4回も歩いて回ったのは、おそらく私くらいだと自負しております。
ちなみに、戸別訪問は違反ではありません

(注)公選法には「何人も、選挙に関し、投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもって個別訪問をすることはできない」と規定されています。 「今度の選挙で、私に投票してください」と言いながら各家を訪問すれば選挙違反になります。

kira2

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