 |
■ 野焼き・輪地切りとは…
野焼き
草原に火を入れる事です。
牛馬のえさとなるススキやネザサなどの芽吹きを促し、ダニを駆除し、森林化を抑えます。
輪地切り
野焼きの際、周辺への延焼を防ぐために5から10mの幅で草を刈り取り、防火帯を作る作業のです。
|
■ 野焼きの歴史
| 平安時代の書物の記述などから、約1,000年以上の歴史があると言われています。 |
|
■ 野焼きの意義
阿蘇の広大な草原は、阿蘇の春の風物詩・草原の野焼きによって維持されてきました。
野焼きは牧草の発芽、生育の環境を準備し、ススキの堆積による古野化を防ぎ、防火上大切な役割を果たしています。
雑木林などによる荒廃を防ぎ、美しい草原景観を維持し、多くの人に安らぎといやしの空間を提供しています。 |
|
■ 野焼きをしない草原はどうなる?
野焼きを中止して4〜5年も経過すると、まずススキが優占し、2.5mの草丈にもなります。ススキは腐りにくいので枯れススキが累積し10aあたり2tほどにもなります。
こうなると、可燃物の多さから野焼きをすると人の力では抑制できない猛火となるので、農家の人々は火をつけなくなります。併せてサルトリイバラ、アキグミ等が繁茂し、草原は姿を変え畜産的土地利用ができなくなり、放任されてしまいます。 |
|
■ 草原維持を取り巻く状況
| ●牧野総面積 |
22,955ha |
| ●野焼き面積 |
16,457ha (71.7%) |
| ●輪地切り総延長 |
640km |
| ●輪地切り面積換算 |
440ha (甲子園球場約113個分) |
| ●有畜農家数 |
平成7年 2,236戸→平成10年 1,648戸(▼26.3%) |
| ●野焼き出役平均年齢 |
52.8% 年々高齢化が進んでいる |
|