モッコク〔木斛〕(ツバキ科 モッコク属 常緑高木) 別名:アカミノキ
原産/分布:南西諸島を含む日本列島、朝鮮半島南部、台湾、中国、東南アジア、インド
用途:庭園木、建材、櫛など木工品、樹皮は繊維を褐色に染める染料
幹の樹皮は灰淡褐色、皮目が多い。葉は互生ながら、枝先に集まる。長さ4-7cm、倒卵状長楕円形、円頭で
くさび脚、全体としてはしゃもじ状。分厚くて光沢があり、十分に日光が当たる環境では葉柄が赤みを帯びる。
7月ごろになると、直径2cmほどの黄白色の花をつけ、芳香を放つ。花は葉腋に単生し、1-2cmの柄があって、
曲がって花は下を向く。株によって両性花または雄花をつけ、雄花の雌しべは退化している。両性化をつける
株には1cmあまりの大きさの卵状球形の果実が実り、秋になると熟してぶ厚い果皮が裂け、赤い種子を露出
する。     2007年実生(高尾街道沿母樹)

撮影年月日:2013.05.20.
撮影場所等:阿蘇自然塾庭
撮影年月日:2013.04.17.
撮影場所等:阿蘇自然塾庭

モミジバフウ〔紅葉葉楓〕(フウ科 フウ属 落葉高木) 別名:アメリカフウ 
名の由来:カエデの葉に似たフウの意。フウは漢名「楓」の音読み 用途:街路樹
原産/分布:北アメリカ中南部・中央アメリカ原産。日本へは、大正時代に渡来
樹皮は褐色を帯びて、若枝にはコルク質の綾がある。葉は長枝に互生、短枝に束生する。葉身は5〜7裂し、各
列片の縁は細かい鋸歯がある。葉脚は浅い心形、基部から掌状脈が出る。一見、カエデの仲間かと思うが、互
生なので区別できる。紅葉する。花期は4月頃。雌雄同株で、雄花と雌花が別々に頭状花序をつける。果実は集
合果。     2006年3月播種(第3樹木園母樹)

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撮影年月日:2013.07.26.
撮影場所等:阿蘇自然塾庭