ハクチョウゲ〔白丁花〕(アカネ科 ハクチョウゲ属 常緑低木) 原産/分布:東南アジア原産
名の由来:白色の丁字花の意味 用途:庭木、生け垣
若枝は2列に短毛があり、暗紫色。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形で長さ1〜2.5センチメートル、全縁で両端
はとがる。托葉は合生し、3本の刺毛がある。6〜7月、葉腋に小さな丁字咲きの白色花を開く。花冠は漏斗状で長
さ1.2センチメートル、先端は5裂し、裂片はさらに浅く3裂する。内面に長毛がある。花柱が雄しべより長い花と、短
い花とがある。 (2010年挿し木)
ハコネウツギ〔箱根空木〕(スイカズラ科 タニウツギ属 落葉低木) 用途:庭園木
原産/分布:北海道(南部)、本州、四国、九州
葉は対生で、葉身は広楕円形〜広倒卵形で、先端は尖る。縁には細鋸歯がある。良く似たニシキウツギと比べる
と、表裏面ともに毛がほとんど無い。裏面の脈上に、わずかに散生する。また表面には、やや光沢がある。雌雄
同株。両性花。5〜6月に、枝先あるいは葉腋に、散房花序を出し、白から赤色に変わる花を、1〜3個付ける。花冠
は、漏斗状鐘形で、先は5裂する。ハコネウツギの花筒は、萼より先で、急に広がり、釣り鐘形になる。果実は刮ハ
で、円柱形。冬には、先が2つに割れ、種子が出る。種子の縁には翼がある。 (2008年挿し木)