ビヨウヤナギ〔美容柳〕(オトギリソウ科 オトギリソウ属 半落葉低木) 原産/分布:中国原産
別名:マルバビヨウヤナギ 用途:庭園木、生け花用
葉は葉柄がなくて対生し、長楕円状披針形で、長さ5〜8センチメートル、全縁で先は丸みを帯びる。葉質はやや
薄く、表面は鮮緑色で、裏面は緑白色、透かしてみると透明な細点が密にある。6〜7月、枝先に集散花序をつくり、
黄色で径約6センチメートルの5弁花を開く。花弁は広倒卵形、基部は細まる。雄しべは多数が5群に分かれてつく。
花糸は黄金色で細長く、花弁の長さとほぼ同じである。雌しべの花柱も長く、先は5裂する。刮ハ(さくか)は円錐形
で長さ約7ミリメートル、9〜10月に熟す。 (2009年挿し木 旧寮前母樹)
フウ〔楓〕(マンサク科 フウ属 落葉高木) 原産/分布:台湾、中国南部原産。日本には江戸時代中期、
享保年間に渡来 用途:庭木、街路樹、公園樹。大陸では独特の香りのある樹脂を「楓香脂」として薬用
別名:サンカクバフウ(三角葉楓)タイワンフウ(台湾楓)イガカエデ(伊賀楓)カモカエデ(賀茂楓)。古名オカツラ(男桂)
葉は7〜15cmで3つに中裂する。新葉時には葉柄や裏面に毛があるが、やがて脱落して少なくなる。若枝には褐色
の毛が多い。4月、葉の展開と同時に、枝先に総状の目立たない花を咲かせる。2007年播種(第一樹木園母樹)